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要塞島 フォートドラム



要塞島・・・というより、「軍艦島」に近いんですが(笑)


こんばんは、くじら座元帥です。

北九州の端島。
通称「軍艦島」が世界遺産に認定されて盛り上がっていますね~
ブロ友の「アドミラル・三軒茶屋さん」も、1/2000でこの軍艦島の最盛期の姿を模型化しようと日夜励んでいますよね!


で、今回紹介するのはそっちの軍艦島ではなく・・・

実際の軍艦機能を模した島 である「フォートドラム」
をご紹介します。
この島は、大東亜戦争から70年の節目である今年に話されるべき、島でもあります。











1983年7月撮影

フォートドラム こと、「エル・フレイル島」はフィリピンのマニラ湾に浮かぶ小さな岩礁であった。
1909年当時フィリピンを統治していたアメリカ軍がマニラ湾南側の防衛を強化する目的で、エル・フレイル島を含む湾口出口付近の小島4つを「マニラ・スービック湾沿岸防衛施設」として整備することになった。







同年4月に陸軍工兵部隊が島を平坦にし、その上に鉄筋コンクリートを流し込み「要塞化」した。
全長110m
全幅44m
干潮時のトップデッキの高さは12mにもなり、「装甲巡洋艦」のような姿になった。

主兵装は上の写真にもある「35センチ(14インチ)連装砲」を2基設置し、副砲には「15センチ(6インチ)単装砲」を上下に2門配置したものを両舷側に配置していた。








1941年のルソン島上陸作戦により日本軍に初めて認知された。
この時上空を偵察飛行していた偵察機は「マニラ湾に戦艦が侵入した」と報告をした記録が残っている。

1942年1月2日初めて日本軍の空襲を受けるも損害は軽微
同年2月 九六式15センチ榴弾砲の激しい攻撃を受け
3月中旬には四五式25センチ榴弾砲も砲撃に参加するも、外側のコンクリートが損傷するだけで砲自体に損傷はなかった。
4月10日にバターン防衛線が崩壊しても、レジスタンスとして抵抗を続けた

しかし、5月6日のコレヒドール要塞陥落の報によりついに降伏した。








1944年5月から同要塞島の守備についたのは、同年10月24日に沈没した戦艦武蔵の乗員65名であった。
1945年のマニラ戦でアメリカ軍の降伏要請を拒否した彼らは、35センチ砲が明け渡し直前に破壊されたことにより主砲での攻撃は不可能となったため、小機銃や迫撃砲で応戦するしか無かった

そして同年4月13日
アメリカ軍は同島に対して上陸作戦を敢行し、残存兵力を要塞の奥深くに誘導した
そして、通風筒から5000ガロンのガソリン混合燃料と272キロ(600ポンド)の爆薬と時限装置によって同島を爆破した。

同島の防爆扉は数百フィートの高さまで吹き飛び、14日間燃え続けたという
当然、同島で決死の抵抗をしていた武蔵の元乗組員は全員焼死した。








同島はその後アメリカ軍からも破棄され、戦後も博物に指定されることなく現在は廃墟となっている。
現在同島はフィリピンの近隣市町村が管理しているものの、状態は悪く上陸することもできない。

まさに戦争の恐ろしさを後世に残し続けている遺産。と言える








現在、アメリカの一部模型業界からこのような同島の模型が発売されているという。
もともと米墨戦争(アメリカ対メキシコ)や南北戦争に従事した、ドラム准将の名前がついた島なので英雄を重視するアメリカでは放っておけないのであろう。




しかし戦争とはむごいものであることには変わりはない。
それは何時の時代になっても・・・である。

ただ、「平和とは黙っていればやってくるものではない」。
「血を流し、呻き、苦しみ、困難と立ち向かいながら、恒久平和へと続く大きく重い門を一つづつ叩き続けなければ「その道」は開かれない」。

誰がその道を開くのか?
それは自分自身がやらなければならないのだ。
「わたしは分からないからその話には加わりたくない」などとぬかしておっては「平和」は遠ざかってしまう。

「平和」とは簡単なようで一番むずかしい、厄介な問題なのである
それをどう切り開くか。

私達は見続けなければ・行動し続けなければならないと感じる
そういう「遺産島」であると吾輩は考えている・・・。




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コメント

No title

おはようございます!くじら座元帥閣下
フォートドラムの1/700もあるんですね(驚)
武蔵の生き残りの方が半ば沈没の事実を秘匿するために配置されましたからね
アメリカ軍は歩兵揚陸艦?のような艦艇に梯子を掛け上陸してましたね

平和平和!と声高に叫ぶ人は、どうして平和を維持しているかの事実を知ろうとしませんからね
多くの兵士は、後世の平和を信じ散っていったんだと
だから我々も決して忘れてはいけないなと思います。

No title

おはようございます元帥閣下。
待っておりましたフォートドラム!
私がネットで調べたどのページよりも、画像・情報共に充実したブログをありがとうございます(笑)
全長110メートル…1/2000換算で5.5センチ…ティルピッツのジャンク主砲流用でイケそうですね(笑)
それにしても流石は1/700世界ですね。既に模型化されてるんですねぇ。

No title

こんにちは。
このフォートドラムのことは初めて知りました。
確かに、上空から見ると戦艦と勘違いしますね(^^;
1983年になっても砲塔が残っていたんですね?
東京湾第2海堡と同じく上陸できないのは残念です。
画像の模型は、そのアメリカの模型業界から買ったんですか?

No title

こんにちは、ナチタ総統閣下
1/700で製品化されてるのには驚きました!
ただ、レジン製のようなので加工には一癖ありそうですな(笑)

「平和だ安全だ。」…も積極的にやってもいいですけど、「何が「平和」を支えているのか」が見えていない人にはそういうことを言ってほしくはありませんね。

No title

こんにちは、三軒茶屋さん
待たれていましたか(笑)
それはどうも~、遅くなりました~♪

35センチ砲。それも砲塔は四角いですからまさしくティルピッツに近い形状をしてますね
実はこの製品は「ガレキ」で、レジン製なんですよ。
まぁ個人販売 ってコトですねw

No title

こんにちは、トツケン司令。
そうなんです!要塞島にもこんな軍艦にそっくりな軍艦島の仲間があったんですよー♪
アメリカから奪取した時から陥落するまでの間は日本軍が駐屯していましたが、それを裏付ける資料は日本側にほとんど残ってないので知られてなくても不思議じゃないですね。

この模型は以前知人に見せてもらったもので、吾輩は持っていませんよ~
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