FC2ブログ

世界の防衛news 第二回


世界の防衛newsは世界各国の防衛・軍事専門チャンネルから今ホットな話題を提供致します。

さて、第二回目の今回はアメリカ海軍の沿海域戦闘艦艇「フリーダム級」についての情報です。


LCSとして名が知れているこの艦種ですが、「インディペンデンス級」と「フリーダム級」の2種を海軍は発注。 テスト・比較してきました。

アメリカのDefensenewsが1月21日に伝えた記事によると、ワシントンはLCSを「フリゲート艦」と呼称してはどうか?と海軍に働きかけていると報じた。

海軍はこれまでに在籍し運用していた以下の艦種、艦隊型フリゲイト・掃海艇・哨戒艇を代替し、「多目的艦」を新たに建造し統合的に運用できるような艦種を欲しがっていた。

このようなムチャぶりに対し、軍需産業の大手2社は高速・簡素化・ミッションパッケージを考え出し、海軍に売りだした
が、この大手2社ともハードとソフトの両方が似ていたことにより競合。
これに海軍は両者を実戦において比較した上で結論を出す。という形で契約を締結したのがロッキード・マーチン社製のモノハル(単胴)型「フリーダム級」とジェネラル・ダイナミクス社製のトラマリン(三胴)型「インディペンデンス級」なのである。

まだ公式発表はされていないが、海軍は前者の「フリーダム級」を制式採用したい考えだそうで、これに先立ち 先程述べた提案が海軍に提出された。

「沿海域戦闘艦艇」あまり聞き慣れていない人も多いだろう。
それもそのはずである。
何よりも伝統を重んじるアメリカ合衆国海軍にしては『伝統的』ではないからだ。

アメリカ合衆国第27代海軍長官のレイ・メイバス氏は次のように述べている。
「LCSが誤解されている理由の一つはその「非伝統的命名基準」によるものではないか?」
たしかに、オーストラリアと共同開発しているJHSV「統合高速輸送船」やMLP「機動揚陸プラットフォーム」・AFSB「洋上前方設置艦 元LPD-15」などその名前を聞いてもパッとしない艦があるのは事実だ。



JHSV-1スピアヘッド





T-MLX-XXX (検討されている未来の)事前集積船 (奥)
T-MLP-1 モントフォード・ポイント (手前)





T-AKR-310車両貨物輸送艦「ワトソン」
T-MLP-1「モントフォード・ポイント」








事実のことなら言いたいことがひとつある。
ウィキペディアのオースチン級の解説のことだ

ウィキペディアでは「オースチン(LPD-4)からダルース(LPD-6)までがオースチン級」となっており、「クリーブランド(LPD-7)からナッシュビル(LPD-13)までがクリーブランド級」となっている。
さらに、トレントンとポンスはまた別のクラスに分類されているが、コレは明らかに間違いである。
事実はオースチンからポンスまでが「オースチン級」なのである

おそらく、次級の「ホイッドビー・アイランド級」の改型「ハーパーズ・フェリー級」のことを言いたかったのだろうが、『トレントン級の次はサン・アントニオ級』ってなんじゃそりゃ!?

全艦種在籍しているホイッドビー・アイランド級はすでに全滅したってか!?

分かっていると思いますが、wikiは正しくありませんので、必ず何かに書くときは事前にちゃんとした資料を手元においてから書いてくださいね!


さて、フリーダムの話をしましょう。

海軍長官のメイバス氏はサーフェス海軍協会のシンポジウムで挨拶し、次のように発言した。
If it's like a frigate, why don't we call it a frigate?

直訳すると、「それはフリゲイトのような艦だから私達はそれをフリゲイトと呼ぶことにしませんか?」と言っているそうだ。

「LCSをFF(フリゲイト)と呼ぶのは反対だ!」とか
「我が海軍が重んじてきたシーマンシップの代名詞にLCSは荷が軽すぎる」と言った意見も出ました。
それももっともなことでしょう。
フリゲイトは駆逐艦よりも大きく、巡洋艦よりは小さかったため使い勝手がよく、新兵を訓練する際に適していたからです。

メイバス長官は近年習慣となってしまった長ったらしい艦種種別にうんざりしている。
「LCS」(沿海域戦闘艦)はまったく伝統的な命名基準から外れており、「L」は代々強襲揚陸艦と海兵隊とその機材を載せる「揚陸艇」に使われてきたため、まさしく命名基準から外れる唯一の存在なのである。

海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」も『LST』であるし、エアクッション揚陸艇の『LCAC』もしかりである。

海軍長官がこうした発言をするからにはペンタゴンも海軍省も動いているはずだ。と同紙は伝えている

事実そのとおりで、海軍はまだこのことを公に公表こそしていないが、関係者に聞くと「もしそうなったと仮定した場合、利用可能は艦番号は「FF-1099」です。」という返事が聞かれたという。

FF-1099の前級は1970年代までに就役したノックス級フリゲイトまで遡る。
当時のフリゲイトは「護衛駆逐艦」という名称で、「DE-◯◯◯」という風に番号がふられていた。

なお、直近のフリゲイトはご存知!「オリヴァー・ハザード・ペリー」だが、こちらは「FFG」のため継承はできないという。
この「G」とは「標準ミサイル等の防衛システム」という意味が強く、DDG(ミサイル駆逐艦)やCG(ミサイル巡洋艦)など、ミサイルを標準搭載している艦にだけ与えられる。

なので、標準なミサイルシステムを持たないLCSは「FFG」と呼ぶことは適切ではないのである。



それはそれとして、「フリーダム級」を生産しているロッキード・マーチン社はあらたなる艦種として、LCSを基準にしたモデルチェンジ艦を海軍に売り込んでいる。






一番手前のは現行のモデルを小型に進化させたタイプと考えられる。
30mm単裝機銃が両舷後部上構に設置されていることや、現在搭載していないハープーンミサイル発射筒などが伺える。

真ん中のはそれの発展型だろう。
57mm単裝砲や8セル?だろうか、MK.41垂直発射機が見える。

一番奥のはまさしく「FFG」に合致するタイプといえよう。
排水量は4.000t規模、イージスシステムを備えMK.41も16セルぐらいはあるだろう。
さらに、後部格納庫両脇もミサイルシステムを設置するためか切り欠きが見て取れる。
また、同社によればMK.41に代わる新しい拡張発射システム 「ExLS」(スタンドアロンバリアント)を開発したと発表した。



写真はその1セル。

南オーストラリアのオーストラリア空軍基地のウーメラ立入禁止区域内の試験場で50%以上の武器使用コストを削減できるという。

奥のFFGクラスにはそれが搭載できるという。





スポンサーサイト



コメント

No title

おはようございます、くじら座元帥閣下
やはりアーレイバーク級がいかに傑作だったかがわかりますね

日本にもフリーダム級のような護衛艦を!というような話がありますが
我が国は通常型でいいと思います
ただかつてピンクニー(Pinckney DDG-91)に搭載されてて、現在はフリーダム級にも搭載されてるという無人水中航走艇UUVは魅力的ですね

そうそう話しは変わりますが、昨日は運輸安全委員会が『おおすみ』への不当な報告書をあげましたね

No title

おはようございます元帥閣下。
全く知識のないコテコテシロウトコメントなんですが…
「写真のヤツ全部カッコイイ」ですね(笑)

特にスピアヘッドなんて。今はこんなんあるんですねぇ。

No title

こんばんは、ナチタ総統閣下!
アーレイ・バーク級は現在フライトⅢを計画中ですのでアチラさんは大ベストセラーですよね~

通常型と言われる我が国の艦船も「フリゲイト」と「駆逐艦」のハイブリッドなので、海幕としてはその延長線として考えているようですね。

No title

こんばんは、三軒茶屋少将!
吾輩もあんまり詳しくはないですよー?
でも、好きなことを調べてるうちにだんだんと覚えていくもんです♪

真四角なスピアヘッドですが、いまは輸送力重視が売りですんでね。
非公開コメント

プロフィール

くじら座(晴海WelcomeFlag)

Author:くじら座(晴海WelcomeFlag)
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR