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MS EUROPA(オイローパ) 1/1250



すっかり秋めいてきた感じではありますが、ここ湘南はまだまだ半袖が必要な今日このごろですがみなさまいかがお過ごしでしょうか?


おはようございます、くじら座元帥でございます。




随分前に購入したんですが、紹介してない1/1250模型があったのでご紹介しますね。
オイローパ(EUROPA)であります。







ドイツのパパグ・ロイド社の客船で1980年代のフネです。
実は先代・先々代の同名客船の3代目です。

パパグ・ロイドは結構古いクルーズ客船業で、このハパグ・ロイドの「オイローパ」という船名、もちろんヨーロッパを意味するドイツ語ですが、船名としても由緒正しきもので、初代は1930年建造、約5万トンの堂々とした北大西洋ライナー。
姉妹船「ブレーメン」と共に、それまで永年にわたって英国客船が保持し続けていた北大西洋横断記録の「ブルーリボン」を獲得しています。

先代の2代目オイローパはスェーデンの「クングスホルム」が前身で、21164トン/1953年建造のいかにも美しい北欧の客船という感じで数多くの客船ファンをとりこにしていました。
日本にも度々来航してたみたいですね。

プニップクルーズさん:http://blogs.yahoo.co.jp/tim_nakins/61513249.html

ちなみに初代オイローパ(1930年)は戦前の客船なのですが、トップデッキに陸との連絡用に郵便機(フロート付きの小型水上機)を搭載してて、カタパルトを使って射出していたことでも有名なフネでした。
もひとつオマケで言うと、タイトルの「MS」とは「Motor Ship」の頭文字の略です。
イギリスの豪華客船にもある「RMS Queen mary」のRMSとは、ロイヤル・メール・シップという意味なんですが、MSはメール・シップとは関係ありません。

現在はコンテナ船や中・近距離貨物船なんかで郵便物を運んでるのですが、国内だと離島航路とかでフェリーが郵便輸送してるところなんかを見かけますね♪
マルエーフェリーとかには乗降口の付近に郵便マークがちっちゃく描かれてます








3代目のオイローパは33.819tの船で、戦後のドイツ客船では最大でした
「公室」と呼ばれる客室を船体後部に配置する珍しい構造で、現在のいわゆる「ベランダずら~り。」みたいな客船とは一線を画しています。
もともとノルウェーなど南極海でのクルーズを目的とした設計なので、ある程度の耐氷構造や耐寒構造も取り入れてます。









オイローパはその後ゲンティン香港のスタークルーズにて「スーパースター・ヨーロッパ/スーパースター・アリエス」とか言う名前で極東クルーズを運行し、その後フランスにわたり「ブルー・ド・フランス」と名乗り、現在は世界有数の老舗「サガ・クルーズ」で「サガ・サファイア」として現在も運行が続けられています。

度重なる改修工事で、丸いお尻が角ばってしまった以外はほとんど変わらない姿を維持し続けているのは驚きですね。









今回ご紹介しているこのオイローパは1/1250ですが、安価で購入できるエフトイズの製品等ではありません。
1/1250船舶模型の本場ドイツの製品で、ロストワックス製です。








ドイツの1/1250模型界では知らない人はいない超有名な工房の製品で、CSC社が製造・販売しており、マイスター・クラスと評されています。
CSC「社」といっても、本国ではオーナーと奥様が自宅兼事務所兼ギャラリーを開いてるだけで製造はアジア圏の某国でやっているとのこと。
クマッコ店長さんのサイト→http://blogs.yahoo.co.jp/fr174086/37167352.html

吾輩はとある同好の主から(おそらくクマッコ店長さんだと思うが…)ヤフオクで手に入れたんですが、本国よりもお手軽な価格で購入できました。
それでも20.000円以上はしましたけどね。
ちなみに、1930年のオイローパは289ユーロほどでした









大きさ比較のため「ひゅうが」に並んでいただきました。
現在建造中の海上警備隊の大型巡視船のため、船体が白いのはご愛嬌
塗ったは良いけど、デカールどうしよう?という所は万国共通でしょうね。

文具メーカーが自作デカール(インクジェット)用の用紙出してまして、いくつか試したんですが「トップコート」吹くとどうしても滲んでしまうのが問題点ですね…

船体と幅はほぼ同大。
高さは艦橋とマストの部分があるのでこれは比較にならんだろうと割愛。










今度は日本でも購入できる「小西製作所」のしらせとともに。
しらせがいかにちっちゃいかよく分かりますね♪

CSC社のはとにかく繊細で、アンテナ線はともかくとして「手すり」が要注意な模型であります。
実はそれもそのはずでCSC社の製品は「博物館展示モデル」とまで言われる精密の極みな模型なのであります。

吾輩の1/1250の師匠で「S4さん」も「引っ張り出して、(比較)並べて楽しむのではなく、木枠に入ったまま遠目で愉しむものですね」と評してる通り、なにかライティングされたショーケースの中に入ってこそその価値が深まる製品だなと感じますね~









いや~それにしても惚れ惚れとしますね♪
良い船だ。


実はもう1隻狙ってるのがあるんですが、それはオイローパのさらに倍の値段がするのでためらっています(笑)
今週末はどこかへ遊びに行こうともしているため資金のほどが怪しいですw
たぶん◯都かな~?




まだ紹介してなかった1/1250船舶模型でした♪

エフトイズよ、客船も出してくれんかのう?



デハっ!
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Good Bye









38年の就役人生に乾杯!
Good Bye! PM89「たかとり」







昭和53年3月24日竣工/平成28年10月13日退役

たかとり型最後の巡視船は第六管区(高松)のPM94「くまの」のみに…

エスメラルダ 一般公開編③ マック



「マック」と言っても、ハンバーガー屋のことじゃないですよw


こんばんは、くじら座元帥であります。




マック・・・
それは艦船や商船などに一時期流行した煙突構造のこと。
艦船の場合は電子機器(電子戦装置)やレーダー(航法・対空・対水)などを搭載したマストと煙突が一体化した構造物のことを表し、煙突単体とマストを装備することが困難な船体規模の艦船等に主に使用された。
しかし、主機関の発達により汽缶からディーゼル、ガスタービンと変遷していくにつれて「高温」や「振動」といった諸条件が精密機器を搭載したマスト(マック)構造に適するものではないという認識から近年の艦船ではマック構造を取り入れた船はほぼ淘汰されつつある。

海上自衛隊では船体規模の条件等からマック構造が取り入れられ、たかつき型護衛艦から採用され、「虎の子」と言われたDDG「あまつかぜ」や「はるな型」などに継承された。
が、現在海自で運用されている艦のなかで唯一のマック搭載艦は「しらね型」の2番艦「くらま」だけとなってしまった。


写真はナチタ総統閣下より許可を得て拝借。

DDHは「はるな型」「しらね型」が共に2隻ずつ就役し
DDGは「あまつかぜ」が1隻「たちかぜ型」が3隻就役した。

海外に目を向けてみるとフランス戦艦「リシュリュー」が最初のマック艦と言われている。リシュリューの煙突構造物は煙路が後方斜め45°に傾いており、直立した煙突ではない。
頭頂部にはレンジファインダーや射撃指揮装置などが配され、マック艦の原型を形作ったと言われている。

現在ではマックを搭載している船はほとんど見かけなくなったが、その子孫とみられる存在は確認できる
中国海軍のフリゲイト艦「江凱Ⅱ」は煙突構造物の上にマストが伸びており、その上に球状のレドームが乗っている半マック構造と言える。
このほかだとフランス海軍のラファイエット級やドイツ海軍のバーデン・ヴュルテンベルク級がマック構造を有していると言われている。




エスメラルダの場合は・・・






艦橋から上部構造物にかけて煙突構造物はありません。
しかし艦橋直前の直下にエンジンルームがあり、ディーゼルエンジン1基が配されています。
その排気熱・排煙はどこへ導かれているのでしょうか?

「舷側排気」ではディーゼル特有の黒い排気が目立ってしまって「太平洋の女王」と言われるその外見に文字通りキズが付いてしまいます 

・・・となれば、答えはここです。










その通り!
ここです!






正真正銘の本物のマック構造です!


もともと「マック(mack)」という語源はマスト(mast)と煙突(Stack)の両方の機能を組み合わせた構造物であります。
ですのでエスメラルダのマックは文字通りの機能と言うか、辞書級の模範的回答といえるのであります。

ところで、一般公開編③の冒頭で吾輩が覚えておいてねといった言葉を覚えていますでしょうか?








4本目のジガーマストですが、2つ前の写真では手前に写っているマストのことであります。
で、吾輩はそこで「エスメラルダのマストはちょっと独特…」と書きました
視聴者の皆さんはその答えがわかりましたかな?

そうなんです。
エスメラルダのジガーマストが他の帆船に比べて太いのは、エンジンの煙突が組み込まれていたからなんです。
上の方は金網がかぶせてあって「いかにも」って感じですね。






ちなみに日本船で航海訓練所の「日本丸」の場合は・・・






このように煙突構造物がメインマストとミズンマストのあいだに設置されています。
3本マストのシップ型(日本丸は最後尾のミズンマスト(ジガー)に縦帆を張る「バーク」という形式。 でも、シップ型には変わりなし)は甲板面積が広く取れて、こうした構造物も配置しやすいのでしょうね。


・・・ということでエスメラルダの煙突講座でした。

今後も隅を突く講座を展開していきたいですねw


デハっ!

エスメラルダ 一般公開編②




一般公開編は入港歓迎編よりちょっと長いです


こんばんは、くじら座元帥であります。








見学順路はスタンを回ってバウへと行く見学コースだったので、最後尾側から見ていきます

本艦は4本のマストを有するバーケンティン帆船なので最後尾にもマストがあります。
ですが、3本マストを有する「シップ級」の場合は「フォアマスト(前)」「メインマスト(中)」「ミズンマスト(後)」の3本で構成されますが、4本マストの場合はこれに最後尾の意味を成す「ジガーマスト」が加わります。
写真はそのジガーマストですが、エスメラルダの場合はちょっと独特でメインやミズンよりもちょっと太めです。

その意味は後々わかりますので、覚えておいてくださいね♪









艦尾に来ました
チリ国旗兼軍艦旗が風になびいてますね。
ひときわ大きな舵輪は飾りではなく、帆走航行時にここで操船・指揮するための舵輪なんです。
理由は風が帆に当たってる状況を見て進路を変えるといいますね。
その辺の詳しさはノワール同志殿がよくご存じですから、どっかで解説してもらいましょうw









艦橋にも舵輪はあるのですが、機走航行時のみ使用します。









艦尾には航海灯の一つ「船尾灯」が2種類ありました
右の黒いほうが現役のLED灯で、左のお洒落なランプは大昔の航海灯だそうです。
一見すると調度品のように見えますが、船内の各所に至る真鍮やポールド(丸窓)などは丁寧に磨かれていて、緑青一つないほどに磨かれていましたのでこの航海灯も単なる飾りだとは思えませんね。









艦尾から「まきなみ」を望む
拡大してね☆









どうよ!この美しさたるや!
甲板は前回も言いましたが、艦内に敷いてあるものぐらいピカピカではないですか。
日本丸も馴染みの帆船なのでいいですが、ここまで整備はされ…ムニャムニャ









左舷後方にはカッター競技会で使われるような大型の手漕ぎカッターが吊られていました。
ボランティアのおじさんと比べるとどんだけ大きいかわかります!









もちろんですが、臨検で使用するようなゴムボートも吊架されていました。
ヤマハではなくマーキュリー搭載ですか、良いですね
しかもsea proモデルとは!
なん馬力かは確認できませんでしたが5Mクラスでしょうかね?

そういやマーキュリーも日本のメーカーでしたよね。









その直前にはクレーン装備のしっかりした複合艇がありました。
救命浮き輪付き、しかも旗竿まで!
プロペラは金属みたいですからチューニング可能ですね~








そして艦首へ・・・








一番高いメインマスト。
トップははるか先です









フォアマストからバウスプリットまでは大変な混雑でした
そりゃそうだよね
でも広角でも収まりきらん!ってヲタさんがw









フォアマストも高いこと!

画像が暗いですが申し訳ありません(汗)
でも歓迎式みたいなピーカンじゃ上なんか見てられなかったでしょうねw








どれか一つでも解いたら大変なことになります








ボケてますが機関室内部をのぞいたところ
珍しいですよね、機関部が前方に配置されてる船も。

実は本艦、エンジントラブルでこの日の前日に投錨泊地に到着する予定が約2時間ぐらい遅れたそうでした。
入港には支障なかったんですがその後大丈夫だったかなぁ?

え?煙突はって?
次回わかりますよ♪



デハっ!


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